局所性ジストニア その1

2018年01月16日

今日は会社を休んで、脳のMRIを撮ってもらいました。昨年末から受診してきたいろんな検査とあわせて、ほかに悪いところはないだろうとの診断結果でした。

「ほかに」って?

ほかでもないのは「フォーカル・ジストニア」です。私の右手指の動きがおかしいのは「フォーカル・ジストニア」であると、あらためて診断された次第です。

そんなわけで、これから数回にわたってこのことについて書いていこうと思います。

■症状について
一回目は私の症状がどんな様子なのかについて書きます。

なお、簡単のため右手の指に以下の記号を使います。ギタリストの皆さんには抵抗ないはず^^
 p:親指
 i:人差指
 m:中指
 a:薬指
 ch:小指

主な症状は「右手のm指が私の意図と無関係に勝手に曲がる」ことです。どういうときに曲がるかというと、ギターを弾くときとパソコンのキーボードを打つときです。他の作業でも発症するのかもしれませんが、日常生活で出現するのは、いまのところそのあたりです。

もう少し詳しく書きます。

i,m,aを適度に曲げると各指の指先がほぼ一直線上に揃います。いちばん力が抜けた状態と言ってもいいかもしれません。ギターを弾くときの基本形ですね。パソコンのキーボードでは、それぞれの指が[J][K][L]のキー、いわゆるホームポジションにあるときなどがそうです。

この状態で、a指で弾弦(あるいは打鍵)したときにm指が曲がるんです。一回だけだと曲がる量もわずかですが、短時間にa指を何度も動かすとm指がどんどん曲がっていきます。曲がるのは指先に最も近い関節とその次の関節で、その両方が同時に曲がります(っていうか、これらの関節を別々に曲げられる人っている?)。

当のm指をある程度以上の速さで連続で使った場合にも、ちょっとずつ曲がってくるようです。つまり、毎回の動作で完全に元の位置には戻れなくなる。

全指を伸ばした状態からだと、a指をバタバタさせたり曲げたりしても、m指はひきずられて少し同時に動く程度で、どんどん曲がっていくことはありません。ちょうどいい塩梅の曲げ具合の時に発症するので始末が悪いんです。

こんな状態なので、パソコンのキーボードを打つとタイプミスが頻発します。でもまあパソコンはゆっくり打ってもいいし、最悪でも一本指で打てるので、それほど困りません。

それに比べて、ギターが弾けないのはイタイ。なにしろ「禁じられた遊び」が弾けません。m指が空振りしてばかり。曲がったm指を意識して伸ばしていたのでは時間がかかりすぎて音楽にならないし。速い曲は無理なので、ゆっくりな曲をだましだまし弾こうとするのですが、曲がったままのm指で無理に弾こうとすると、パチン!と引っかけた音が出てしまうんです。それで、物理的に指が曲がらないような工夫をしたりしているのですが、そのことについてはまた今度。

細かく観察すると、ほかにも気になる動きがあるかもしれません。それらについても気付いた都度書いていこうと思います。

一回目はここまでにします。
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MRI画像のハードコピーをもらってきました^^

冒頭に書いたように特段の異状は認められないとのことでしたが、小脳が標準よりもいくぶん小さいようだとのコメントが検査技師からあったそうです。小脳って運動を制御する機能があるんですね。しかしこれについては、右手指以外の運動機能に問題はないので、気にしなくていいだろうとのことでした。

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