局所性ジストニア その13

2021年10月27日

2年10ヶ月ぶりに人前でギターを弾きました。もうちょっとできるかと思っていたのですが、現実は厳しかった ;>_<;

■黄瀬川ギターコンサートSP

久々の舞台は黄瀬川ギターコンサート。昨年はコロナ禍のため中止を余儀なくされたこのコンサート、今年は9月上旬に開催の予定でしたが、静岡県にも緊急事態宣言が出されたただ中だったため延期となりました。それがようやく10月24日に、聴衆などを制限しながら「黄瀬川ギターコンサートSP」という名称で開催されました。

コンサートには10名(組)の皆さんが出演され、希望者は2巡目の演奏も許されましたが、私はずうずうしくも3回登壇させてもらいました。

弾いた曲は以下のとおり。

1回目:
 アンダンティーノ(ソル Op.32-1)
 ワルツ(ソル Op.32-2)
 前奏曲第5番(ヴィラ・ロボス)

2回目:
 練習曲 変ロ長調(ソル Op.29-13)

3回目:
 舟歌(コスト)

普通にありがちなミスはさておき、深刻だったのはヴィラ・ロボスの前奏曲です。後半の piu mosso の中に和音で下降するところがあるのですが、そのときの ima がまるで弦をつかめない。3本の指が曲がったままで伸びてくれないんです。3年ぶりのフォーカルジストニアらしい発症。

ソルの練習曲は比較的ゆっくりした曲ですが、ここではa指に力が入らず、弦を撫でるだけのような音しか出ませんでした。

もちろんどの曲も、家ではそれなりに弾けていたからこそステージにあげたわけですが(家に帰ってから弾いたら普通に弾けた)、人前で弾くという緊張が加わったせいか、思ってもいなかったことが起こってしまいました。

これをどう考えるか。

ひとつは「本番でしか体験できないことがある」ということ、もうひとつは「緊張していようがなんだろうが動く指にしなくてはいけない」ということかと思います。

■今後やっていくこと

今回の有様をふまえて、今後の方針を考えました。

まず、適切な位置で弦をとらえ、指をすばやく振り抜くことで、しっかりとした音を出す。これの確実性を高める。これは前回書いたこと:

> しばらくは、ゆっくり弾いてもサマになる曲を選んで、音量を上げることに取り組んでいきます。速さは自然に上がっていくのを待つことにします。

をもっと緻密に観察しながら継続するということです。

それと、人前で演奏する機会を持つということ。これはあくまでもリハビリの成果を確認するために演奏させてもらうのであって、基本的には演奏会のための練習をすることしない。聞かされる側は迷惑かもしれませんが、そういうことが許される練習会や発表会があれば参加していきたいと思います。

・・・なければ、自分で主催するかなあ。

2件のコメント

    1. 初コメントありがとうございます!
      プチ発表会もいろんな会場や、オンラインでも開催されているようですね。検討したいと思います。

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