今年の夏は湿度の高い日が多かったように思います。高い気温と高い湿度のおかげでエアコンがフル回転です。
エアコンには室外機というものがあります。これは室内でかき集めた熱を外に排出する装置で、暑い外気よりもさらに高温の空気を吐き出しています。が、それだけでなくて、当家の室外機の周辺はいつもジメッとしているんです。
湿気の原因は、ドレインホースから排出される水分です。室内機の熱交換器のあたりで結露が発生するので、その水分を室外に排出するためのホースがあるわけですが、そのホースの先端が室外機の後ろで垂れ下がっていて、ポタポタと水が滴り続けていました。
どれくらいの水分量かと思って5リットルの大型ペットボトルに溜めてみたら、半日で一杯になってしまいました。これでは辺りがジメジメするのも当然です。この水を如雨露に溜めて鉢植えの水やりに使っている人もいるのだそうで、たしかにそれくらいの量です。
もちろん排出量は気温や湿度に左右されるのでしょうけど、とにかく垂れ流しを何とかしたい。最初、やはり如雨露やバケツに溜めることを考えたのですが、それだと定期的に見に行かなくてはならないし、水の始末もめんどくさい。
ということで、道路側の植栽の根本まで排水パイプを引くことを目論みました。
イメージはこんな感じです。
で、工事。
塩ビパイプは内径13mmの一番細いやつで十分です。2mの長さのものを3本繋いで全長6m。継手を含めて総額1050円でした。これを高低差40cmくらいの傾斜をつけて敷設しました。途中、パイプがたわむところもありながら、高低が逆転する箇所は無しで、なんとか設置できました。
ドレインホースの受け口はペットボトルで作りました。蓋に穴をあけて塩ビの直角継手を接着。ホース受けはペットボトルの本体を切ったもの。ここに複数のホースを突っ込むことができます(当家には2台のエアコンがあります。ただ、1台は故障中・・・)。
写真では右側が家の外壁で、左が室外機の背面です。家の土台がちょっと緑っぽい。苔でしょうかねえ ;><;
塩ビパイプの末端は、うまいこと植栽の中に隠すことができました。水が滴る先には石を置き、水を適当に散らせることで地面に穴が開かないようにしておきました。
真上からの写真です。
ポタポタと落ちる水で石が濡れています。うまくいったようです。