私のフォーカル・ジストニアの主症状はm指の巻き込み、特にa指の弾弦時にm指が一緒に曲がってしまい、それが容易に戻らなくなるというものです。
それで、曲がることを物理的に阻止する細工をあれこれ試したことがあります。それらは、指の背側に絆創膏を貼ることだったり、トイレットペーパーの芯を輪切りにしたものを指の内側に取り付けることだったりしました。
https://prelude.sakura.ne.jp/ajitei/2022/01/04/%e3%81%9d%e3%81%ae%ef%bc%92/
が、それらを頼りに弾こうとすると、かえって力が入って強く握り込んでしまう事態となり、改善が望めないどころか症状を悪化させかねないと思われたので、短期間でやめることにしたのでした。
で、小細工に頼ることはやめにして、「症状が出るような弾き方をしない」ことを心掛けて、正攻法である(と信じる)「ゆっくり」「力を入れず」「小さな音で構わない」演奏をすることを選択した次第です。
そんなリハビリを4年近くも続けてきましたが、このたび思い立って、久しぶりに小道具を使ってみることにしました。
こんなのです。
指が良い感じのアーチを形成するようにウレタンスポンジをカットしたもので、輪ゴムで装着します。
これでカルカッシの練習曲を弾いてみたところ、なんかいい感触なんです。うまく言えませんが、なにも着けない時と比べて、m指が曲がりすぎないようにと気を使う程度が少なくて済み、いっそう力を抜くことができた、とでもいいましょうか。それで握り込むこともなくて、わりといい形を保っているように思います。物理的に巻き込みを防ぐというよりは、指の状態を検出するセンサとして働いているような気がします。
とは言っても、まだ細かなニュアンスが付けづらく、不用意に大きな音が出てしまったり、空振りしそうになることもあります。また、すべての曲でいい結果が出ているわけでもないし、日によっても(体調?)感触が微妙に違います。
なので、これとどう付き合っていくかはちょっと慎重に見極めていきたいと思います。期待するところは、どんどん柔らかい素材に変えていって、最終的には何も装着しなくても十分に力の抜けた演奏ができるようになることなんですけどね。
同じことを、書き込みます。
去る、2月18日、pm4時過ぎ、TV4チャンネル(千葉県)で、
「カズレーザーと学ぶ・・」の番組で、ジストニアの治療の現状報告という放送をみました。場所は、東大病院で、手術室で、ジストニアの症状が出る場面を再現しながら、視床下部に探触子で
治療を行うというものでした。
ありがとうございます。
ネット配信で見ました。
脳の手術を受ける人も多いのだなあと思いました。
ネット配信と言う便利なものが存在する事は知りませんでした。
私の投稿が、何かの参考になったのでしたら幸いです。これからも、原因究明と問題解決に頑張って下さい。3月13日、斎藤 隆
ありがとうございます。
便利な世の中になりました。