その後も相変わらず失敗したり、成功したり、失敗したり、失敗したりしながら、週一回のパン作りは続いています。
思うに失敗は二種類に大別することができて、ひとつは知識不足によるもの、もうひとつは技術がないことによるものです。
知識については今どきネットなどで調べればたいていのことは分かるのですが、それをサボって勘や当て推量でコトを進めてしまうと、思ってたのと違う結果を得てしまうんですよね。
今回は、そんな失敗作と、そのままにしてはおけないと挑んだリベンジ作の報告です。
■オレンジパン(失敗作)
買い置きがあったのを忘れて重ねて買ってしまったオレンジマーマレードを生地に練り込んだパンを作ろうと思ったのです。お試しのついでに、卵も練り込むことにしました。
で、通常の材料配合にプラスしてよく溶いた卵1個とオレンジマーマレードを適当量投入したところ、いくら捏ねても(って機械まかせだけど)生地がビチャビチャのままでまとまらない。
どうも卵を入れた分だけ水を減らさなくてはならなかったようです。そんなことも分からないのかと言われそうですが、そんなことも分からないんです。
仕方ないので、異常に流動性の高い生地をなんとか焼型に流し込んで、発酵も焼成も通常より長い時間をかけて、どうにか固形物になりました。
膨らみが足りず、ずっしりしたものが出来上がりましたが、食べ切らないことには次に取り掛れません。焼けば食える;>_<;
■オレンジパン(リベンジ作)
前回の失敗は水分量だけの問題だったのか、他にも原因があったのか、そこらへんを見極めるために再挑戦しました。前回との違いは水の量だけ。卵の重量に見合う分(=50cc)だけ水を減らしました。
結果はオッケー、大成功。
ふわふわだし、ほんのり甘いし、こういうのを作りたかったんです。
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今回は事前に調べていけば避けることができた失敗とそのリベンジでしたが、まあこういうのも楽しいです。
一方、技術不足による失敗の典型例は焼型を使わずに成型するパンです。いずれレポートするかもしれませんが、これは簡単には克服できなくて、ひたすら経験を積んでいくしかありません。