どうすれば弾けるか探求するシリーズ、今回はセゴビア選のソルの練習曲から7番です。
■No.7 Andantino cantabile Op.31-21
前半は左手の拡張がきついところがありますが、そこは練習してなんとか音が出るようになってきました。
それはさておき、i指とm指で3度音形を弾くところでは2本の指のタイミングがずれがちです。以前、4番のときに気づいたこの症状についてはまだ対処方法が見つかっていません。
後半ではもっと顕著にフォーカル・ジストニアの症状が出てきます。
ひとつは『和音-単音-単音』が繰り返されるところ。どうしても同じ指を続けて使う場面が出てくることになりますが、そうしているとm指がじわじわと曲がってくるんです。和音をpimで弾いて、連続する単音はa指を使うことも試してみましたが、a指は音量もタイミングもうまくコントロールできないし、m指の曲がりも改善しない。結局、一番安定しているi指を多用することにしました。
もうひとつは半音階を含む上昇スケール。ここでもm指が勝手に曲がってきて、空振りが多発します。そういえば2番の上昇音形もうまく弾けなかった。アルペジオの練習のほうが楽しくて、スケール練習をおろそかにしていたせいでしょうか。
で、どうしたかというと、カルカッシの3番の練習曲で試した小道具を使ってみました。速い曲でもないし、どうかなと思ったのですが、この曲に関してはかなり有効でした。
正面から見る限り、中指に小道具があることは分かりませんよね。別に、見えてもいいんですが^^
ところで、速度指定がセゴビア版ではModeratoになっていますが、オリジナルはAndantino。それでも厳しいので、かなりゆっくりと弾いています。
ともあれ、スケール練習も一生懸命やることにします。