いきなり問題です。これは何でしょうか。
最近、LED電球が切れてしまいました。徐々に暗くなるのではなく、ある日突然点かなくなりました。LEDの寿命は半永久的と思い込んでいたところがあったのですが、発光体以外の制御回路もあるので、いつかは壊れますよね。
でも、ちょっと早い気がして、どのくらいの期間でダメになったか調べてみました。いつ交換したかの記録はなかったのですが、製品のロット番号から2015年10月製と分かりました。つまり、長く見積もっても7年半くらいで切れたことになります。
使用時間はというと、ほぼ毎日、1日あたり7時間くらい点けっぱなしだったので、
7×365×7.5=19162.5
まあ、誤差を見ても20,000時間程度と推定されます。
一方、メーカーのサイトによれば、寿命(明るさが当初の70%になるまで)は40,000時間とありましたから、期待値の半分ですね。
切れたのは電球型のLEDがようやく普及し始めた頃の製品なので、品質データの蓄積も不十分だったかもしれないし、40,000時間というのはあくまでも設計目標だったのかもしれないし、今回の壊れ方は想定外の原因によるものかも知れないし、まあ、そんなものかなといったところです。
交換用にまた同じメーカーのものを買ってきました。同じ「60W型」ですが、壊れたものの消費電力が10Wだったのに対して、新しいものは7W。省エネ性能も進化していますね。ちなみに、60W型の『白熱電球』の消費電力は57Wとありましたので、50Wの差があります。
で、白熱電球との電気代の差を調べてみました。
当家の契約では、従量部分の料金は1kWhあたり20円くらいなので、
20×50/1000=1
1時間あたりの電気代はちょうど1円だけ違うと出ました。
これは大きいですね。我が家には白熱電球のままのところがまだ10カ所くらいある(だって切れないんだもん)のですが、さっさとLEDにしたほうが節約になりますね。
念の為、製造時および廃棄時の環境負荷も調べてみました。その部分だけに着目するとLED電球の方が白熱電球よりも大きなエネルギーを消費するようですが、その差は200時間の使用でキャンセルできる程度です。やっぱり早めに全部LEDにしよう。
ということで、冒頭の写真は天井の電球を交換するためのツールでした。
ゴミ箱から拾ってきた厚めの紙を円錐状に丸めてガムテープで棒の先につけただけのものですが、これが超優秀。
逆さにしても落ちない程度に適度な摩擦で電球を保持してくれるので、電球をクルクル回してソケットから外すこともできるし、取り付け時もしっかりとねじ込むことができます。
たいていの場所の電球は踏み台に乗れば届くのですが、今回切れたのは階段の上にあって踏み台が使えないので、この道具の出番となりました。
新しい電球が40,000時間の寿命を保ってくれたら、次の出番は15年後ですけどね。