黄瀬川ギターコンサートのレビュー

期待どおり、2019年以来の盛会でした。50名くらいの聴衆がいたのではないかなあ。初出演の方もいらっしゃって、来年はさらに盛り上がりそうな予感がします。

そんな中、私はというとなんとも腑抜けた演奏をしてしまったように思います。弾いたのはタレガの前奏曲No.10,No.11とアラビア風奇想曲。

アラビア風奇想曲では、例の、序奏の下降スケールと途中の上昇半音階をpipiで弾いて、そこは想定の範囲内くらいの不明瞭さで乗り切ったのですが、思わぬところでm指の空振りが数回発生しました。あぶなそうと分かっていればより確実性の高い指使いをするとか、それなりの注意をすることもできるのですが、まあ、こういうものですね。

それから、なんでもないところで運指を見失うという事態が発生。フォーカルジストニアとは関係のないミスも、起きる時は起きますね。

久しぶりの兄弟対面。1983年製と2001年製。


久しぶりにセゴビア選のソルのエチュードを弾きました。

■No.11 Andante Op.6-3
スラーと消音の練習曲でしょうか、No.9(Op.31-20)と同様に休符がやたら多いですね。

これは私のフォーカルジストニアにはあまり影響のない曲でした。スラーは左手の話なので、それが下手なのはフォーカルジストニアのせいではありません。

難しいと思ったのは発音時間をきちんと保つこと。というのは、休符に気を取られて弾いた音をすぐに消さなくてはと思うあまり、弾いた音がスタッカート気味になりがちなんです。そこをグッとこらえて、八分音符なり十六分音符なりを指定の音価だけ伸ばして、その後に所定のタイミングで消音する、それが難しいんです。

消音もバタバタしてしまい、消し損ねもあったりしています。フォーカルジストニアとは別の話ですが、スラーとあわせてきちんと練習しないとだめですね。

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