先日、献血しようとしたところ、予備検査で「お前の血は薄くて基準値に達していないので献血できない」と言われました。35回目にして初めてのことです。
引っかかったのは「ヘモグロビン量Hb」という項目で、基準が13.0以上であるところ、12.7という値でした。ヘモグロビンというと赤血球に関連する要素ですね。泣く泣く家に戻り、過去のデータと比較してみました。

いろんな項目があり、単位もよく分かりませんが、おそらく計算で求められているものもあり、相互に関係があります。
Hb = MCHC × Ht
MCHC = MCH / MCV
Ht = RBC × MCV
結局、
Hb = RBC × MCH
のようです。
で、『赤血球数RBC』の変化を見てみると、変動はあるものの、長期的な増減の傾向は見られません。それに対して『平均赤血球ヘモグロビン量MCH』は、ここ数年、明らかに低下傾向です。

献血できなかった今回は、Hb以外の値が分からないのですが、この傾向の延長線上にあるのだろうと推測しています。平均赤血球容積MCVとMCHは強い相関があるので、結局、『赤血球が小さくなり、それに含まれるヘモグロビンの量も減ってきている』ということなのでしょう。
今回のHb値は、献血基準には達しなかったものの、一般人の健康とされる基準値にはぎりぎりで入っています。ただ、この傾向が続けば、それも危うい。
で、どうするか。
この数年で生活習慣や食事の傾向が変わったという認識はなくて、それゆえ、原因は不明です。加齢による衰えだとしても、劣ってきたのが造血能力なのか、摂取した食べ物から鉄分を吸収する能力なのか、その両方なのか、それ以外なのか、そのあたりは知りたいところです。
ともあれ、鉄分の摂取量を増やすことから始めてみます。具体的には、おやつに小魚アーモンドや、「たっぷり鉄分」を謳うクラッカーを食べたりしようと考えています。また、妻が妙に乗り気で、料理に使うフライパンを、今使っているフッ素加工されたものから、以前使っていた鉄製のものに戻そうと言い出していますので、やってもらおうと思います。ついでに鉄鍋を買おうとか言っていますが、それはいいかな・・・。
なお、お茶やコーヒーに含まれるタンニンは摂取した鉄分の吸収を妨げるらしいのですが、数十年来の習慣である食後のコーヒーはやめられません。無理なくできる範囲の対策をやって、数ヶ月後にまた献血に臨みたいと思います。
