かつては毎月のように人前でギターを弾いていましたが、2年ほどの休止を経たのち、ここ数年は年に2〜3回の演奏にとどまっています。
そのうちの2回がこの9月に集中しました。9月14日の『アマチュアギターデイ@静岡AOI』と、9月23日の『第14回黄瀬川ギターコンサート』。
『アマデイ』は、東京で開催されることが多いイベントですが、今回は「静岡音楽館AOI」が会場になりました。
ここのホールでは独奏やフルートとのデュオなどで何度か演奏したことがあって、その都度、ステージ上の自分に返ってくる響きの素晴らしさに感激しています。そのおかげで、がんばって大きな音で弾かなくては、という考えが生じることがなく、ほどよく力の抜けた演奏ができるように思います。
まあ、抜けるのは力だけじゃなくて、気も抜けてしまって、緊張感のない演奏になりがちなんですけどね。
ということで、後半にいくほどミスを連発していますが、演奏動画をアップしていただいていますので、ご案内(↓)です。
『黄瀬川』は、ここ数年御難続きでした。コロナ禍で開催されなかった年もあり、台風で交通機関が麻痺して出演予定者が会場に辿り着けなかったりもしました。今年はそういった障害がなくて、久しぶりに予定どおりのプログラムが無事に展開されました。
私が演奏したのはデュアートの「イギリス組曲」です。本来、技巧的にそれほど難しい曲ではありませんが、フォーカルジストニアの右手ではちょっと厳しいところがあります。特に第3曲の「Round Dance」では、同音の連続に指が追いつかず、テンポを落としたり、p指も使ってフィゲタ的に弾いたりしましたが、やはりまともな音楽にはなりませんでした。
ところで、会場は第1回から変わらず「長泉町文化センターベルフォーレ」のイベントホールです。いつもOさんが受付を秋らしく飾り付けてくださいます。これのおかげでコンサートの雰囲気がとてもいいものになります。

(ステージ上にはリハーサル中のM氏)
余談ですが、ここのすぐ近く、歩いて3分ほどのところにギネス認定の「世界一小さな公園」というのがあります。

いずれのコンサートも、私自身は開催のお手伝いをほとんどせず、当日のギターを担いで行って弾かせてもらうだけ。まことにありがたく、主催者の皆様に感謝と御礼を申し上げる次第です。