年賀欠礼

今年のまとめのブログ「無職で一年」には書きませんでしたが、6月に父が他界しました。94歳8ヶ月、老衰という診断でしたので、まずは天寿を全うしたと言っていいのだろうと思います。

最晩年は特別養護老人ホームで過ごしました。といってもそこは兄夫婦とともに住んでいた実家から4〜500mほどしか離れておらず、「そこならば入居する。他の施設は嫌だ」と言っていたようです。「裏庭の離れ」といった感覚だったのかもしれません。

コロナ禍ということで、肉親であっても他県在住の者は直接の面会ができないという決まりがありましたが、代わりにオンラインでの面会のサポートがあったおかげで、わざわざ出向かなくても、互いに顔を見ながら会話することができました。

最後にオンラインで会話したのが5月でした。そのときは、足腰が弱っていたこと(車椅子に乗せてもらっていた)と耳が遠かったこと(こちらの言いたいことはホワイトボードに書いた)以外は体調に問題はないように見えて、視力も読解力も話しぶりもしっかりしていたので、もしかしたら100歳にも届くのではないかと思ったりしたのですが、それからひと月もしないうちに急速に衰弱していったようです。

ともあれ、施設の職員の方々にはよくしてもらい、新聞を隅々まで読んだり、他の入居者の皆さんといっしょに大きな声で歌を歌うなど、楽しく過ごしていたようで、ありがたいことでした。

そんなわけで、喪中につき新年のご挨拶はご遠慮申し上げます。
皆様方におかれましてはどうぞよいお年をお迎えください。

最近のカメラの性能はすごいですね。コンパクトデジカメの「星空モード」でこんな写真が撮れました。右上隅の明るい星は北極星です。

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