リハビリ期間を通じて、標準的なパターンから大きく外れない(右手の)指使いをするようにしてきました。音階については基本的に “imim” で弾いてきましたが、ある程度以上の速さになるとうまくいかなくて、いっこうに改善の兆しもないので、思い切って違う指使いを試してみることにしました。
■アラビア風奇想曲
この曲は序奏部分に下降音階があります。また、中間部に半音階の上昇スケールがありますが、これらが弾けないんです。旋律の中に出てくる短い音階的なフレーズはそれほど速くないのでなんとかなるのですが、長くて徐々に加速していくべきこれらの音階が”imim” では弾けない。で、選んだ指使いは “pipi” 、フィゲタとか言われたりするやつですね。
やってみると、なんとか音は出せるものの、音量や音質のコントロールが難しい。慣れればマシになっていくでしょうかねえ。
以前この曲のレッスンを受けたときに先生方から言われたいくつかのことを思い出しました。
・そんなに焦って弾かなくていい。「競う曲」じゃないんだから。
・アラブのどこかの街角で、ちょっと胡散臭いおじさんが怪しげな鼻歌を歌っているように。
・これ、何拍子の曲? ・・・答えられなかった;>_<;