映像的に最も美しい段を読もうと思います。が、その前に、前段からの流れで「匂い」についての二題。 第二百六段 【本文】[是亦一段也]五月のさうぶの秋冬過るまであるが、いみしうしろみかれてあやしきを、ひきおり[イとり]あげた… 続きを読む 【枕草子春曙抄】五月のさうぶの/よくたきしめたるたき物の/月のいとあかきに
あ次郎
体重と体脂肪率の推移
過去2年間の、体重と体脂肪率の測定値です。ほぼ毎日、朝食前に測定しています。 この夏以降、体重・体脂肪率ともに増加傾向ですねえ。生活習慣に特段の変化はないと思うのですが、何が原因なんでしょう。6月から毎日ティースプーン1… 続きを読む 体重と体脂肪率の推移
ジンジャー、星になる
我が家で長く女王として君臨してきた猫のジンジャーが死んじゃいました。19年と1日の生涯でした。 ロシアンブルーのメスで、ネット情報によれば、この種類の猫の寿命は10〜13年と言われています。それを思うと、とても長生きして… 続きを読む ジンジャー、星になる
【枕草子春曙抄】五月ばかり、山里にありく/いみじうあつき頃
さわやかな季節に、里山にハイキングに行った清少納言。 第二百四段 【本文】[是より例の筆のすさひ也] 五月ばかり、里山にありく、いみじくおかし。 沢(さは)水も、げにたゞいとあをく見えわたるに、うへは、つれなく草おひしげ… 続きを読む 【枕草子春曙抄】五月ばかり、山里にありく/いみじうあつき頃
スマホ更新
急にスマホを新調する羽目になりました。予定では来年まで持たせるはずでした。 なにが起こったかというと、こうです(↓)。 気がついたら液晶画面が大きく膨らんでいました。毎日見ていたはずなので、急速にバッテリーが膨張したか、… 続きを読む スマホ更新
【枕草子春曙抄】二月つごもり
「香炉峰の雪」と同様に、定子サロンでの振る舞いを自賛する段。 第百十一段 【本文】二月(きさらき)つごもり、風いたくふきて、空いみしくくろきに、雪すこしうちちりたるほど、黒戸(くろど)にとのもづかさきて、かうしてさふらふ… 続きを読む 【枕草子春曙抄】二月つごもり
【枕草子春曙抄】雪、いとたかく
枕草子の中で「春はあけぼの」についで有名な「香炉峰の雪」の段を読んでみます。 第二百八十二段 【本文】[是より別の物かたりなり] 雪、いとたかく降たるを、れいならず御格子(みかうし)まいらせて[ここにてはおろしをく也]、… 続きを読む 【枕草子春曙抄】雪、いとたかく
【枕草子春曙抄】笛は
前回に続き、清少納言が音楽について語っている段を読みます。 第二百二段 【本文】笛は よこぶえ、いみじうおかし。とをうよりきこゆるが、やう/\ちかうなりゆくもおかし。ちかゝりつるがはるかになりて、いとほのかにきこゆるも、… 続きを読む 【枕草子春曙抄】笛は
【枕草子春曙抄】凡例、参考文書など
表記は原則として以下によっています。 ■版本の1文字に1文字の表記を対応させる。送り仮名などを補ったりしない。■漢字の旧字体はできるだけそのまま残す。■異体字は現在普通に使われているものに置き換える(异→異、帋→紙など)… 続きを読む 【枕草子春曙抄】凡例、参考文書など
【枕草子春曙抄】引ものは
枕草子には音楽について書いてある段があります。今回と次回はそれを読んでいきます。 第二百一段 【本文】引ものは琵琶。さうのこと。 しらべはふかうでう。わうしきでう。そかうのきう。うぐひすのさへづりといふしらべ。さうふれん… 続きを読む 【枕草子春曙抄】引ものは